日記
砂糖菓子 mứt
砂糖菓子 mứt
旧正月でなくても、大きな市場にはたくさんの砂糖菓子が売られていて、
さらに旧正月になると市場のあちこちで売られる砂糖菓子.
ベトナムでは旧正月になると砂糖菓子を家庭に用意していて来客があるとそれとお茶でもてなす.ということになっています.
果物や野菜や芋、豆などが材料となっていて
よくみかけるのが蓮の実、生姜、ココナッツ、うり、釈迦頭 などで果肉の形をそのままとどめているタイプのものや、ちょっと硬めのジャムみたいに果肉がペースト状になっているタイプのものもあります.ザボンの皮の部分などでも作ったりするのは日本とも一緒かなと思います.
そしてカラフルに色付けされているのが一般的.昨今は天然のバタフライピーだとか、ハイビスカスなどの天然色をつけたものも登場しています.中部高原の町ダラットに行ったときは豆の砂糖菓子が市場の店に並んでいて、`甘納豆では!?`と喜んだのですが日本のとはまた違った味わいでした.ダラットにはそういえばさつまいもの砂糖菓子もありました.
この砂糖菓子 甘いものもあれば、ちょっと唐辛子が入ったり、また甘草を少しまぶしたちょっと変わった風味のものもあったりと、
ただ甘いものかと思ったら、そうでもない伏兵も紛れているので、購入するときは注意が必要です..
作り方は簡単で、下ごしらえをした果物に砂糖をまぶして、砂糖を染ませて、たえず動かしながら加熱して水分を飛ばす、という地道な作業です.砂糖が結晶化するときに毎回、わかっているのに `あ、固まった`と思う瞬間が私は好きです.
ちなみに、ベトナム旅行に行ったらお土産におすすめしたいのは
サワーソップの砂糖菓子mứt mãng cầu です.甘酸っぱくて大好きな味.
ついつい食べ過ぎてしまいます.
砂糖菓子は、いずれも温かいお茶のお供にピッタリです.
ベトナム料理研究所