空芯菜のニンニク炒め
レシピ前の、 前置きやや長め
空芯菜のニンニク炒めはベトナム料理のおかずの定番。レストランでも、定番の一品料理。
ベトナムだと、安価なので空芯菜の茎だけを使うことも多く、茎だけの状態にしたものも、売られていたりします。
色々な炒め方があります。
炒めた時に汁気が出ないように強火でガーッと炒めるパターンや、ゆっくり炒めて汁気が出たら出たで、その汁気をご飯にかけて食べるパターン。
空芯菜を下ゆでする、または油通し(油にさっとくぐらせる)してから炒めるケース、もしくはそのまま直接炒めるケース。
炒めるのにラードを使ったり、植物性の油だったり。
それぞれ、色々組み合わせて毎回違うやり方で炒めるのも楽しみがあるかと思います。もしくは何皿か炒め方を変えたものを並べてみて、食べる人にどういう風に炒めたのか、当ててもらうのも面白いかもしれませんね。
ちなみに、今回は包丁も使わないフライパン1つでそのまま炒める簡単な作り方をご紹介します。
野菜を手でちぎる というのはベトナムではよくする作業です。日本で購入する野菜では、あんまりないのですが、ベトナムで売られている野菜の中には根っこに近い部分が硬い、ということも時としてあります。その場合、包丁では切れても歯では噛み切れないということが起こります。
空芯菜なんかは手で野菜の状態を確かめながら、好みの長さにポキポキと折っていきます。折れない部分は硬くて食べられないところ。ポキポキ音を鳴らしながら下ごしらえをするのも楽しいものです。ただ、、やっぱり時間の余裕がないとできない作業。
のんびり料理していられるのは、恐ろしく贅沢な時間なのかもしれないですね。
[ 材料 ]
・空芯菜 1束
・ニンニク 2ー3片程度
・塩、胡椒、砂糖、ヌクマム、油、鶏のスープ
[ 作り方 ]
1.空芯菜は洗って手で4ー5cm長さににちぎる。(数本まとめてひねるようにしてちぎってもよ
いし、1本ずつていねいにちぎっても。
2.ニンニクは皮ごとまな板かすりこ木などを使ってつぶす。
3.大き目のフライパンに油大さじ2程度を入れてニンニクを入れて弱火で加熱する。
4.塩少々を油に加えてから、強火にして空芯菜の茎を入れて 砂糖少々、ヌクマム 大さじ1/2、
を加えて炒める。葉っぱも加えて、あればスープ(なければ水)を30mlくらい入れて強火で炒
め続ける。
5.味を調えて、皿に盛り付けてひきたての胡椒をトッピングする。